対象者について |
スルーネットピンポンは、バリアフリースポーツであり、全ての老若男女・視覚障害者をはじめ、車椅子使用者から健常者までを対象としています。
これに対し、STTは視覚障害者のみを対象としています。 |
用具について |
テーブル(卓球台)・サポート・ネット・ラケットは双方とも同一の規定のものを使用しており、競技上どちらもラケットの両面の使用が可能となっています。
また、使用球も直径40mm、ネットの高さもテーブル面よリ42mmの高さと、共通の規定のものを使用しています。 |
サーブ時のラケットとボールの距離について |
スルーネットピンポンは、ほぼボール一つ分の40mmです。
これに対し、STTは、ほぼボール2個半分の100mm以上離すことが義務づけられています。 |
ラケットの角度について |
スルーネットピンポンは、特に何度と言う規定はありません。
これに対し、STTでは、ラケットの角度が60度以上傾いてはいけないことになっています。 |
打球音について |
スルーネットピンポンは、打球音が明瞭ではなくても、打球したことがわかればよく、ラリーを優先して競技を続行します。
一方、STTでは、明確な打球音でなければ失点となってしまいます。 |
サービス(サーブ)について |
スルーネットピンポンは、サービスされたボールがネットに触れても、相手コートのレシーブエリアに達すればOKです。
これに対し、STTでは、サービスされたボールがネットに触れた時点で、サービス・ミスとなります。 |
ダブルヒットについて |
スルーネットピンポンは、基本的にダブルヒットはありません。
これに対し、STTでは、二度打ちした場合失点となります。 |
コーチング・応援・拍手等について |
スルーネットピンポンは、相手を撹乱するようなコーチング・応援や野次はバットマナーとして禁止していますが、ボールインプレイ外(サーバーが「いきます」と言ってから主審の判定と得点コールまでの間以外のとき)での、好感の持てるコーチング・応援・拍手は認めています。
これに対し、STTでは、コーチングも応援についても一定の制限をし、その程度に応じてイエロー・レットカードを発行して退場を命ずることがあります。 |
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